【道義なき者は士にあらず】水戸黄門の教えに学ぶ、現代社会でモラルを守り抜く実践法
ビジネスでも家庭でも、そしてSNSの世界でも、「正しさ」が揺らぎやすい時代になりました。成果さえ出せばいい、損をしなければいいという考え方が広がる中で、あらためて見直したいのが、江戸時代の偉人・徳川光圀(水戸黄門)の格言です。
「道義なき者は士にあらず」とは何か
「道義なき者は士にあらず」は、江戸時代前期の大名であり学者でもあった徳川光圀の言葉です。出典は『光圀語録』とされています。
この言葉は、「どれほど身分や能力があっても、道義(人として守るべき正しさ)がなければ、真の士(立派な人間)とは言えない」という意味を持ちます。武士だけでなく、すべての人に向けられた厳しくも本質的な教えです。
現代において「道義」が問われる場面
私自身、以前職場で「数字さえ合えば問題ない」という判断を迫られたことがありました。ルールのグレーゾーンを突けば、短期的には評価が上がる状況でした。しかし、そのやり方に違和感を覚えた私は、正直に問題点を伝え、遠回りでも正規の手順を選びました。
その場では「融通が利かない」と言われましたが、結果的にトラブルを未然に防ぐことができ、後になって上司から「よく止めてくれた」と評価されました。この経験から、道義を守る行動は、必ず長期的な信頼につながると実感しました。
格言から学ぶ、モラルを守るための具体的手順
① 判断の基準を「得か損か」から「正しいか」に変える
行動を選ぶ際、「自分にとって有利か」ではなく「人として正しいか」を最初に考えます。
② 誰にも見られていなくても同じ行動ができるかを確認する
第三者に説明できない行動は、道義から外れている可能性があります。
③ 短期的な結果より、長期的な信頼を優先する
一時の評価よりも、積み重なる信用を重視します。
④ 違和感を無視しない
心の中の小さな「おかしい」という感覚を大切にします。
この実践でどう良くなるのか
これらを意識するようになってから、私自身、仕事での人間関係が大きく改善しました。判断に一貫性が生まれ、「あの人は信用できる」と言われる機会が増えたのです。
また、家庭でも子どもに対して胸を張って行動を説明できるようになりました。大人が道義を守る姿勢を見せることで、自然と子どもも正直さや思いやりを学んでくれます。
応用編:道義を軸にした生き方をさらに高める方法
応用としておすすめなのは、日記やメモに「今日、道義を守れた行動」を書き出すことです。小さな実践を言語化することで、自分の軸が明確になります。
さらに、迷ったときは「徳川光圀ならどう判断するか」と歴史上の人物を基準に考えるのも有効です。自分より大きな価値観に照らすことで、ブレにくくなります。
まとめ:道義を守る者こそ、現代の「士」
「道義なき者は士にあらず」という言葉は、成果主義が進む現代だからこそ重みを増しています。モラルを軽視すれば一時的に得をすることはあっても、信頼と誇りは失われます。
徳川光圀の教えを日常に取り入れ、道義を軸に生きること。それこそが、現代における本当の強さであり、長く評価される生き方だと私は思います。

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