我慢するより、その原因を解決せよ(小早川隆景)

「我慢するより、その原因を解決せよ」小早川隆景

ただ我慢し続けるよりも、その原因を見つけ出し解決することこそが重要であると説いています。元来日本では忍耐が美徳のように言われることが多いですが、そうではない、それは違うぞと言っています。

仕事がやりづらいとか、大変だというときはいくらでもあります。納期が近い・トラブルによる急ぎの復旧・無茶振り・・・いろいろあります。しかし大変だけど頑張ろうと気合を入れて乗り切ったとしても、また大変になる時が来ます。その時にまたヒィヒィ言いながら仕事をこなしたとしても、そのうち身も心も持たなくなってしまいます。

ひたすらに我慢して乗り越えたとしても、消耗してしまうばかりなのです。私はSEですが、SEの仕事をやっていると勉強しなければいけないこと・理解しなければならない仕様・そんな中で迫ってくる納期がありてんやわんやになることもしばしばあります。

残業に残業を重ねてやりこなしていた時期もありました。私生活を我慢していたと言えるでしょう。その我慢の結果、心を病んで退職した経緯があります。

その後療養して再就職し再びSEとして歩み始めましたが、変えたことがありました。それは「仕事を効率化・合理化する」ということです。ただ我慢してやりこなすのではなく、効率化・合理化して仕事時間を減らせるようにするようにしたのです。原因は仕事に時間をかけすぎていることと考えたので、その原因を解決するようにしました。

それにより昔なら残業していたであろう仕事も残業時間が少なくなり、私生活にも余裕が生まれるようになりました。余裕が生まれると、家庭や趣味に費やすことのできる時間も増えて心が豊かに過ごせるようになりました。ただ我慢していただけではこの変化は起きなかったはずです。

そこで、原因の探り方です。「仕事が大変だけど我慢して頑張ろう」との考えから「なんで仕事が大変なんだろう」と疑問を持ち、「拘束時間が長いのが大変」→「なんで拘束時間がながいのか」→「仕事の効率が悪いからかもしれない」となぜなぜ分析で行きつきました。

そこであとは仕事のどの部分が効率悪いのか、どう改善すれば効率化できるのかを事あるごとに考えて改善策を実行することの繰り返しです。新しいツールとかも発見できて試しに使うこともできるので結構楽しいですし、効率化出来たらそれを周りの人と共有すると感謝されてそれも嬉しいので、やってよかったなぁと思っています。

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