堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え(徳川家康)

「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」徳川家康

この人間社会、怒りの原因となることが数多くあります。仕事で例えると、迫りくる納期、無茶振りしてくる上司、横やり入れてくる者の用事、休みがちなメンバー、イライラの原因となることは数多くあります。

それを一つ一つ怒っていると体がいくつあっても足りません。それに怒ることで人間関係にもヒビが入り、円滑で平穏な人間関係ではなくなることでそれもイライラになってしまいます。いちいち怒っていたら体力も奪われて身が持ちません。

また、怒らないまでもそれを我慢していると精神的にも参ってしまいます。自分の感情を抑え込むことでストレスがたまり、心の平穏が保てずいつか心の病気につながってしまいます。

つまり、怒りというものは体にも心にもよくない事です。私はそれで体を壊して退職し1年以上無職でうつ病と付き合っていた時期がありました。

そこで、この家康の格言です。

堪忍は許すこと、許すことで平穏無事が長く久しく続くことの基になるという意味です。そして、怒りというものはそれ自体が敵と言うことです。

怒りは敵であるという認識を持つと考え方が変わります。怒るなんて、わざわざ敵を増長させるようなことをすることは自分を追い詰めてしまうことにほかなりません。前述のとおり、心身ともに壊れてしまいます。ですから、許してやり怒らずにいることが重要です。

社会人として付き合っていかなければいけない人と喧嘩になってはもったいないですからね、喧嘩せずに平穏無事が長く続くことの方が自分の心身のためにも、相手との関係のためにも、社会のためにも、自分の生活の糧を得る仕事にためにもいいことです。とはいえ相手に悪い部分があれば感情的にならずに伝えるということも必要ではありますがね。

ここで「堪忍」について私の解釈も入れてしまいます。

堪忍は我慢する意味も含まれていますが、我慢は体に悪いと考えます。ストレスです。ですから、反応せずに許す、許したらもう振り返らないとするのが自分自身のためにもなると考えています。

「しょーがねーな、許してやるよ、こっちも忙しいんだ、いちいち怒ってられっかよ」くらいの気持ちがちょうどいいのではないでしょうか。

どうしても伝えなければいけないことは、落ち着いたうえで冷静に言葉を選びながら簡潔に伝えることが重要です。どうしても怒っていると余計な一言や悪口、さらには過去のことまで蒸し返していってしまう事があります。また、今まで我慢してきたことまで言ってしまう事があります。私がそうです。

人ぞれぞれ性格の違いではありますが、我慢し続けていると怒りがいつか爆発します。爆発すると一気に噴き出してしまいます。そうなったらもう平穏無事なんてものは完全に壊れてしまいます。爆発させないためにも、我慢ではなく反応せずに許すことがいいです。

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