不自由を常と思えば不足なし(徳川家康)

「不自由を常と思えば不足なし」徳川家康

不自由であることが当たり前だと思えば、不平不満は出てこなくなるという意味です。自分自身不平不満が多いと思ったら、自由が普通だと思っていないか?そうじゃないんだぞと言い聞かせて我に返るようにしています。

不自由ってなんだろう、自由って何だろうという部分も難しいですがこの記事では「思うようにいかないこと」として考えます。

人生なんてうまくいかないことのほうが多いですからね。家族仲、人間関係、仕事、勉強、スケジュール、思ったとおりにならない事ばかりで書き出すとキリがありません。

でも、それが通常だと思えば気が楽になると言うことです。思うようにいかなくても、まぁそういうもんだ、自分だけじゃない、他の人もそうだ。と思えば他人と比べる辛さも少なくなります。表向きはうまくいってるように見えても本人の中で苦しみ悩みはあるでしょうし。本当にこの人悩みなさそうだなという人は多分棚上げしてるだけでしょうし、後々苦労するかもしれません。

まぁ他人はいいとして、自分でその考え方でいけば、うまくいかないことに対し腹立たしく思ったりイライラしなくなり、心が安定するようになります。気の持ちようが変わるだけでだいぶ楽になる部分もあります。不自由が常なんだと思ってイライラから解放されると、心の緊張が解けて余裕が生まれ、生きやすくなります。

また、思ったようにいかない、うまくいかないのが人生の諦めのような言葉にも見えますが私はそうではなく、このうまくいかない人生をどう豊かに、どう楽しく、どう自分のやりたいことを実現し、歩み切るかが大事だととらえたほうがポジティブだと思います。当の家康も苦労に苦労を重ねて天下をとり、200年以上の平和な時代を実現させました。

現代に生きる我々も、初期設定で苦労するように人生はできてる、思った通りにいかないのがデフォルトだと認識していれば、どうなってもそれが平常運行、うまくいけば万々歳で喜びもひとしおです。

「マジか!思い通りにことが進んだぞ!まさかうまくいくとは!やった!!」

たまにある喜びを大事にし、普段は心穏やかになるようこのしんどい人生を歩み抜く事が自分が不幸感に押し潰されない生き方なんじゃないかと考えます。人生のハードルを下げ、周囲への期待も下げ、嫌なことが起きても反応せずこれが人生だと思い、そのうえでこの人生をよりよく生きていく事こそがどんな時代であっても人が不幸にならずに生きられる思考法なのだと思います。

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