戦争はこちらが風邪をひいている時にもはじまる。(井伊直孝)

戦国武将の名言・格言を現代に置き換え、学んで人生に活かしていくコーナーです。読んでくださった方々の参考になれば幸いです。

風邪をひいている最中に仕事と家事が忙しくてヒィィとなっていたのですが、ふとこの格言を思い出しました。

「戦争はこちらが風邪をひいている時にもはじまる。これしきの寒さでくたばるような当主なら、もっと頑丈な者に当主をかわってもらったほうが徳川のためだ。」井伊直孝

井伊直孝は大坂夏の陣で敵将・木村重成と長宗我部盛親を打ち破り活躍した武将です。江戸幕府で大老の任に就くほどの人物でしたが質素な生活をしており、屋敷も隙間風が入ってくるような環境でした。それを見た医者が防寒を勧めた際に、この言葉を返したそうです。

現代人は武士ではないですから戦争となるとあまりイメージできないですが、本当にこれは仕事や生活についても大いに言えますよね。

仕事も忙しく、家事育児もドタバタやりこなさないといけないのにそういう時に限って子供が風邪をもらってくる・・・そして親がその風邪をもらうという事態。恐ろしい事態です。風邪ならまだしも胃腸炎とかもっとやばい感染症とかとなると悲惨としか言えません。

そして、風邪をもらったとしても親は親としての務めを果たさねばなりません。育児は待ってくれない・・・。

風邪ひいてるときに仕事はトラブル起きるし、風邪ひいてるときにカミさんと喧嘩起きるし、風邪ひいてるときに子供はなにかしらやらかすし・・・さらにどれかだけでなく全部同時に起こるときもあるし。。

ドタバタというのは一つ一つでなくいっぺんに来ますからね。大抵は風邪だのなんだの弱ってる時にドタバタが起こるものです。その時に風邪ひいてるから対応できませんでしたーなんて通用すればいいですが、通用しないことのほうが多いです。となると、風邪なんか引いている場合ではないという事になります。

では風邪なんかひかないようにするためにはどうすればいいのかとなると、井伊直孝は体を丈夫にすることと言っています。そのためにはどうするか、あの格言から想像すると、

  • 普段から身体を甘やかさない
  • 食生活に気を付け質素で栄養豊富な食事を摂る
  • 冷暖房に頼りすぎずに身体を強くしておく
  • 疲労をためない
  • 免疫力を上げる

ざっと出してみるとこんな感じですかね。そういった努力をし続けていないとなにかおきたときに対処できないです。質実剛健に生きて何かあったときのために備え、何か起きたときに対応できるようにしておくということです。

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