おのれを責めて人をせむるな(徳川家康)

「おのれを責めて人をせむるな」徳川家康

「自分の行動は自己責任でありその結果トラブル等があれば自分が悪いのだから反省し、他人のせいにしてその人を責めてはならない。もしその人に責任があるときもせめてはならない。」という意味です。

人のせいにして終わらせるのはとても簡単で自分に責任が回ってこない方法です。でも、本当に自分自身に責任がないのか、そういうことってなかなかないはずです。そりゃ例えば車で信号待ちしてた時に追突事故起こされたとかなら自分自身に何も責任はないですが、何か共同でやったり、チームとしてやる事でトラブルがあった際に自分自身は本当に何も悪くないのかを分析する必要があります。

この作業はこの人がやってたのだからといっても、予防策はなかったのか、作業指示者としての責任はないか、またはメンバーとして進言するとかの責任はなかったか

自分を分析して反省すべき点、直すべき点があれば素直に反省し直さないと同じことを繰り返すばかりになり、前に進めません。人のせいにしては自分の成長が止まってしまうのです。

周りが使えねーとか言ってる人についていきたくもないですし、そういう人って最終的には孤立しますからね。社内でもいましたが最終的に会社辞めていきました。

原因が他人に合っても責めない

その人に責任があるときでも、せめてしまってはその人との関係が悪くなります。

とはいえ、伝えない事にはチームは回せませんしどうすりゃいいのって話ですが、そういう時は冷静に注意することです。感情的にならず、その人が悪いということを強調せず伝えることです。それで伝わらないのならその人と一緒になった自分の運命が悪いと思うしかないでしょうな。

例えば納期に間に合わなかったときは「あなたのせいで納期に間に合わなかったじゃないか」ではなく「何か詰まってしまったことがありそうなときは相談してくださいね。この作業を割り振った私にも責任があるので、みんなで協力して納期を守っていきましょう。」といった感じです。

そして、改善してもらえるなら後腐れ無しでおわりにするということも大事ですね。せめていては時間の無駄ですし、「あの人は何かと怒る」と他のメンバーからも白い目で見られるのも自分ですし、他人に怒るといいことないです。

最終的には他人は許すことです。自分の落ち度は分析して反省し、他人の落ち度は責めずに改善を指示したうえで許すということがこの格言では読み取れます。

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