【志を立て、道を歩め】伊能忠敬に学ぶマインドセット|現代に活かす具体的実践法
現代は、情報があふれ、選択肢が多すぎる時代です。やりたいことが分からない、決めたはずなのに迷い続けてしまう、そんな悩みを抱える人は少なくありません。私自身もその一人でした。
そんな迷いの中で、強く心に残ったのが、江戸時代の偉人・伊能忠敬の格言「志を立て、道を歩め」です。この言葉は、単なる精神論ではなく、現代を生きる私たちにとっても極めて実践的なマインドセットを示しています。
本記事では、この格言をマインドセットの観点から深掘りし、私自身の体験談を交えながら、現代にどう活かすべきかを具体的な手順として解説します。さらに、実践することでどのように人生がよくなるのか、応用編まで含めて詳しくお伝えします。
「志を立て、道を歩め」とは誰の言葉か
「志を立て、道を歩め」は、江戸時代後期の測量家・地理学者である伊能忠敬(いのう ただたか)の思想を象徴する言葉として伝えられています。
伊能忠敬は、50歳を過ぎてから本格的に天文学と測量を学び、日本全国を歩いて日本地図を完成させた人物です。彼の人生は、「遅すぎる挑戦はない」「志があれば人は歩み続けられる」という事実を体現しています。
出典について
この言葉は、伊能忠敬の直接的な著作に明確な一文として残っているものではありませんが、忠敬の生き方や語録、後世の伝記を通じてまとめられた思想的表現です。特に以下の資料に基づき、忠敬の人生哲学として広く紹介されています。
- 『伊能忠敬』(大谷亮吉 著)
- 『伊能忠敬 日本地図をつくった男』(童門冬二 著)
- 国立国会図書館・伊能忠敬関連資料
これらの文献から読み取れる忠敬の一貫した姿勢が、「まず志を立て、その志に沿って黙々と道を歩み続ける」という生き方なのです。
「志を立て、道を歩め」が示すマインドセットの本質
この格言の本質は、結果を急がず、方向性を決めて歩き続けることにあります。
現代では、「すぐ成果が出るか」「効率がいいか」が重視されがちです。しかし忠敬の人生は、結果よりも志を軸に行動し続ける姿勢が最終的に大きな成果を生むことを示しています。
マインドセットとして重要なポイントは、以下の三つです。
- 完璧な計画がなくても、まず志を立てる
- 不安や迷いがあっても、歩みを止めない
- 目先の成果より、積み重ねを信じる
【体験談】志がなかった私が立ち止まり続けていた話
ここで、私自身の体験談をお話しします。
数年前の私は、「何を目指しているのか分からない」状態でした。仕事も家庭も、それなりにこなしてはいましたが、常に焦りと不安がありました。努力しているつもりでも、どこに向かっているのか分からず、結果が出ないとすぐに自己否定していました。
今振り返ると、明確な「志」がなかったのです。ただ「失敗したくない」「評価されたい」という気持ちだけで動いていました。そのため、少し壁にぶつかると立ち止まり、迷い、行動できなくなっていました。
伊能忠敬の言葉を知ったとき、「自分は志を立てずに、結果だけを求めていたのではないか」と強く気づかされました。
「志を立て、道を歩め」を現代で実践する具体的手順
ここからは、この格言を現代でどう実践するかを、具体的な手順として解説します。
手順① 志を「小さくても言語化する」
志というと、大きな夢や壮大な目標を想像しがちですが、そうである必要はありません。私が最初に立てた志は、
「家族に胸を張れる自分であり続ける」
という、とても抽象的で小さなものでした。それでも、言葉にしたことで行動の基準が生まれました。
ポイントは、「今の自分が納得できる言葉」で書くことです。
- 誰かに評価される必要はありません
- 途中で変えても問題ありません
- 紙やメモアプリに書き出すことが大切です
手順② 志に沿った「今日の一歩」を決める
次にやるべきことは、「今日何をするか」を決めることです。伊能忠敬も、全国測量という壮大な目的を、一日一日の歩行と測量の積み重ねで成し遂げました。
私の場合は、
- 逃げずに一つの仕事を最後までやり切る
- 学びを10分でも続ける
といった、ごく小さな行動でした。
手順③ 迷いが出ても「立ち止まらず歩く」
実践してみて分かったのは、迷いが消えることはないということです。忠敬も、過酷な旅の中で何度も困難に直面しています。
大切なのは、迷いがある状態でも歩くことです。私は、「完璧な答えが出てから動く」のをやめました。
その結果、行動量が増え、少しずつ自信が積み重なっていきました。
実践した結果、どのようによくなったか
このマインドセットを実践してから、私の中で大きく変わった点があります。
自己否定が減った
以前は、成果が出ないと「自分はダメだ」と感じていました。しかし今は、「今日は歩いたかどうか」で自分を評価しています。
歩いた事実がある限り、自分を責めなくなりました。
選択に迷わなくなった
志が判断基準になるため、「どちらが得か」ではなく「どちらが志に沿っているか」で選べるようになりました。結果として、後悔が減りました。
継続力が身についた
短期間の成果を求めなくなったことで、続けること自体が苦ではなくなりました。これは、忠敬の生き方そのものだと感じています。
【応用編】さらによくなる「志×道」の活かし方
最後に、応用編として、さらにマインドセットを強化する方法をご紹介します。
定期的に志を見直す
月に一度でも、「今の志はしっくりきているか」を確認します。成長に合わせて言葉を更新することで、ブレにくくなります。
歩いた記録を残す
日記やメモで、「今日歩いたこと」を一行でも残すと、積み重ねが可視化され、継続の力になります。
結果ではなく歩みに目を向ける
これは最も重要です。伊能忠敬が見ていたのは、ゴールではなく「今日の道」だったはずです。
まとめ|志を立て、今日も一歩を歩く
「志を立て、道を歩め」は、迷いが多い現代だからこそ、より価値を持つ言葉です。
大きな成功を目指す必要はありません。小さな志を立て、今日の一歩を歩く。その積み重ねが、やがて自分だけの地図を描いてくれます。
伊能忠敬が人生の後半から歩き続け、日本地図を完成させたように、私たちもまた、今日から道を歩き始めることができます。
ぜひ、あなた自身の「志」を言葉にし、今日の一歩を踏み出してみてください。

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