「上一人の心、下万民に通ず」加藤清正
上に立つ者の心、つまり意識・姿勢は下の者に伝わっていく。それがそのまま組織としての意識や姿勢となっていくという意味です。どういうことかというとトップが明確な理念・戦略・ビジョンを持っていれば下にいる者にも伝わり、組織全体として共有されよりよく組織や仕事が回せるようになることであり、逆にトップが優柔不断であったりやる気がない状態であると下の者にもそれが伝搬してグダグダな組織でやっつけ仕事になってしまうということです。
トップがしっかり明確な方針を自身の中でもっていさえすればわざわざ部下全員を集めて話さなくても伝わります。なぜなら心の在り方はそのまま言動に表れるからです。とはいえ全員集めて話す機会を否定しているわけではありません。一体感のある中で組織の理念・戦略・ビジョンを共有することも重要ですからね。
現代の会社で例えると、社長がこれからこの会社をどうしていくのかが具体的で明確になっていないとなるとどうなるかで見てみます。まず抽象的で概念的で現場はさてどうすればいいのかわからないですね。
なぜ具体的で明確でないのか、それは株主のいいなりなのか、となると株主は会社の将来をどう考えているのかといったところが見えないと思いや姿勢が下には降りてきません。もしかしたら目先の売り上げだけ追いかけているのではないか、それでいいのかどうかと不安になります。
最終的に本当に今後この会社に居続けて大丈夫なのかなと考えてしまいます。また、ビジョンが見えないからこの激動の時代に生き残れるのだろうかという不安も出てきます。
もう一つの視点で考えてみます。上司の姿は自分の将来像です。自分が数年後以降の将来に今の上司のような人間になりたいかどうかということにもなります。
ワークライフバランス取れている上司なのか、仕事のやり方は最新の効率的なやり方か、そしてそれを自分の下にもそのまま伝搬していいものなのかということが上を見ると意識してしまいます。それがなっていないと出世したいなんて気は消え将来の展望が明るい場所に移りたくなります。
こういったことに対しどう見極めるか、基準はいくつもあると思いますが例で出したことについて私なりに記してみます。
- 会社に意見する機会が設けられているのならば理念やビジョンを具体的に聞いてみる
- 自分の意見がどこまで聞き入れられるか見極める
- 自分で何とかしてというなら会社の意味はあるのか疑問
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